スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第26回 上野の森美術館大賞展絵画大賞 「福島沙由美展」 上野の森美術館ギャラリー

SAYUMI
「視点の境界線」2008年 第26回 上野の森美術館大賞展 絵画大賞

上野の森美術館ギャラリーで3月4日(木)まで開催中の「福島沙由美展」に行って来ました。本展は、第26回 上野の森美術館大賞展絵画大賞の受賞記念として開催されています。

福島さんの作品は、昨年TWS本郷での「TWS Emerging」展で初めて「鏡游掬~きょうりさらい~」を拝見し、その青色の美しさ、油彩とは思えない透明感が強く印象に残る。
<参考:過去ログ>http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-673.html
そして、先月、東京都美術館での東京藝大卒展にて、別の作品、恐らく「視点の道導」2010年?を拝見し、「鏡游掬~きょうりさらい~」とは別の青色、水中から宇宙へ移行したような印象を受けた。

本展は、2006年制作の「浸染19.6℃」から最新作まで、およそ7点で構成されているが、やはり圧巻なのは2度目の拝見となる「鏡游掬~きょうりさらい~」シリーズ。13枚のキャンバスを横に連ね、162×1261㎝という大画面を作り出している。
描かれているのは、水泡にピンクや白の睡蓮や水草などの花々。
自身も水中に浮遊しているかのような気にさせられる。水泡のように見えたものは、実際は鏡かガラスなのだろう。そこに映しだされる花々は上下左右と反転しているのだろうが、観る側には、なかなかそれと認識できない。

彼女が関心を持っているのは「視点」。
展覧会のパンフレットの作家本人の言葉によれば
「視点」をテーマに自分で創ったガラスの球体の中を水で満たし、そこに映しだされた虚像の風景をえがいています。ヒトの目はレンズと似ていて、ものを見る際、眼球の網膜に上下左右変転した像が投影され、その像が脳内で処理され、逆さに見えている筈なのに、正常な像として認識されるという。

更に、作家本人が志向するのは、作品の並べ替えにより別の絵がみえてくる作品の制作である。
会場内に、過去の展覧会風景、展示デッサン、これまでの作品などがお手製の作品集に残されていた。それを順に見て行くと、今回は隙間なく13枚のカンヴァスをつなげて展示していたが、30センチくらいずつ距離を置いて展示している写真があった。確かに間をあけて13枚を観るとまた違った印象を受ける。
順番を入れ替えたらどうなるんだろう?1枚だけで展示するにはちょっと惜しい作品で、やはり個人的には13枚で一連の作品として見ていたいと思う。

単独作品としては、近作よりむしろ2006年の「浸染19.6℃」が気に入った。この頃は、現在のような青中心の色使いはなく、むしろ黒ベースの暗い色調。それでも、絵から立ち上がって来る何らかの気配(描かれているのは同じく、水に映しだされた景色のよう)を強く感じ、光と空気、泡が具現化されていた。作品集は昨年の本郷での展示でも観ているのに、見る側のタイミングや心境によって、好みの作品も変わるようだ。

*3月4日(木)まで。10時~17時

コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
twitter
最近のエントリ
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。